チョコレートの原料にもなるカカオ。
カカオを粉末状にして脂肪分を取り除いたものがココアです。
寒い季節に飲みたくなるココアですが、
なんと美容にうれしい成分が含まれていて、
一年中飲みたくなる飲み物なのです。
では、どのような働きが期待できるのか4つの効果をご紹介します。
ココアに含まれるポリフェノールにはアンチエイジング効果がある?
ココアにはカカオポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールには抗酸化作用があり、
活性酸素を取り除いてくれます。
活性酸素は老化の原因といわれる物質です。
人間は呼吸をしないと生きていけませんが、
呼吸をした際に吸った酸素の2%ほどが活性酸素になります。
体には活性酸素を消去する働きがあり、
これは少ない量なのでそれほど老化に影響を与えません。
しかし、紫外線、ストレス、睡眠不足、
喫煙などの影響でも活性酸素が発生します。
日々活性酸素が大量に発生をすることで、
体の処理能力では追いつかず老化が進行をします。
そのため、活性酸素の影響を抑えるために
ポリフェノールなど抗酸化成分を摂取することが大切になります。
ココアにはリラックス作用がある?
自律神経には交感神経と副交感神経があり、
2つがバランスをとって働くことで私たちの健康が維持されています。
交感神経は主に日中に活発に働き、
副交感神経はリラックスしているときに活発に働きます。
ところが、現代はストレスになるものがあふれていて、ストレスの影響で自律神経が乱れてしまうことがあります。
自律神経が乱れると、ホルモンバランスの崩れ、
便秘、冷えなどさまざまな不調につながります。
ココアの香りにはリラックス作用があります。
ココアにはテオブロミンという成分も含まれていますが、テオブロミンもリラックス作用があるといわれています。
ココアには食物繊維が豊富!お通じ改善できる?
何日もお通じがなくて便秘薬に頼ることがありませんか。
便秘薬を使うとお腹が痛くなり、できれば頼りたくないですよね。
お通じをよくするために必要なものが食物繊維です。
食物繊維は水分を吸って便のカサを増やし、
大腸を刺激して働きを活発にします。
腸内細菌のエサにもなります。
ココアには食物繊維が豊富に含まれていて、
1杯4gあたりには約1gの食物繊維が含まれています。
食物繊維には不溶性と水溶性がありますが、
ココアに含まれているのは主に不溶性食物繊維です。
お通じを改善するためには、水分補給も大切です。
水分が不足すると便が固くなって排便しにくくなります。
ココアは牛乳やお湯などに溶かして飲むので、
同時に水分も補給できます。
カカオポリフェノールで血流を改善!?
カカオポリフェノールには血流を改善する働きがあります。
冷えは血流が滞ることが原因です。
血流が改善すれば冷えも解消することが期待できます。
また、血流がよくなることで肌細胞に酸素や栄養が行きわたり、肌代謝が促進されることも期待できます。
ココアの種類と飲み方と注意点とは?
ココアにはピュアココアと調整ココアの2種類があります。
ピュアココアとはココア以外に何も加えられていないもので、調整ココアは乳成分や砂糖などを加えて飲みやすくしたものです。
美容や健康効果を期待するならピュアココアを選ぶことがおすすめです。
ピュアココアの方がポリフェノールを多く含んでいます。
牛乳に溶かして飲むことが一般的ですが、
カロリーが気になるならお湯に溶かして飲むとよいでしょう。
甘味が欲しいときは、オリゴ糖を加えてみてください。
オリゴ糖には整腸作用があります。
ココアにはわずかですがカフェインが含まれています。
就寝前に飲むとカフェインの影響で眠れなくなる可能性があるので、就寝前には飲まないようにするとよいでしょう。
ココアはテオブロミンという成分を含んでいます。
気管支拡張作用があるので、妊娠中の方、
授乳中の方は控えることが望ましいです。
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