今回は、美容やダイエットに欠かせないアミノ酸についてお話します。
アミノ酸が多く含まれる動物性と植物性の食品とは?
他にもBCAAと呼ばれている分岐鎖アミノ酸を効率的に摂ると痩せるのか?
BCAAが多く含まれる食品なども紹介します。
美容やダイエットに興味がある方は参考にしてみてね。
美容やダイエットに欠かせないアミノ酸とは?
人間の体を構成する60~70%は水分です。
その次に多いのがたんぱく質が20%で、以下はその他の物質です。
たんぱく質は、筋肉や消化器官などの臓器や、血液、皮膚といった組織の他に、酵素やホルモンの原料となります。
そのたんぱく質を構成しているのがアミノ酸です。
20種類のアミノ酸が複雑に組み合わさって、10万種類ものたんぱく質を作り体内で様々な働きをします。
アミノ酸は、たんぱく質を加水分解したものです。
約20種類あるアミノ酸のうち、9種類が必須アミノ酸といって、体内で合成されないアミノ酸です。
つまり、食品から補わなければならないアミノ酸なのです。
イソロインシン、ロイシン、バリン、ベチオニン、ベニールアラニン、トリプトファン、リジン、スレオニン、ヒスチジンの必須アミノ酸のうち、ロイシン、バリン、イソロインシンが、BCAAと呼ばれている分岐鎖アミノ酸です。
人の筋肉を作っていくのに欠かせないアミノ酸で、ドリンクやサプリメントなどが多く出回っています。
BCAAを効率的に摂ると痩せやすくなる?
筋トレをする時にBCAAを摂ると、筋肉を強化したり、疲労回復に役立ちます。
しかし、BCAAを摂ったからといって、痩せるわけではありません。
あくまでも、筋トレをして筋肉が体内で増えた状態にすることで、脂肪燃焼効果が高まって痩せやすくなるということです。
BCAAは、マグロの赤身、卵などに多く含まれています。
食事からBCAAを摂取しようとすると、吸収までに時間がかかると共に余分なカロリーまで摂取してしまうことになります。
そのため、BCAAはサプリメントやドリンクで、効率的に摂取するのがおすすめです!
ランニングのような持久運動を行うと体は、糖質や脂肪血液中のBCAAをエネルギー源としますが、それがなくなると筋肉の材料となっているBCAAをエネルギー源として利用するために、筋肉の分解を始めてしまいます。
この状態が続くと筋肉量が減少し、筋力の低下を招いてしまいます。
そうなると、代謝が悪くなって痩せにくくなるのです。
筋肉中のBCAAを使われないようにするためには、運動する前にBCAAを摂取することが大切です。
アミノ酸が多く含まれている食品とは?
必須アミノ酸が多く含まれている食べ物には、動物性のものと、植物性のものとがあります。
【動物性】
卵、牛乳、チーズ、鶏胸肉、豚肉、魚
【植物性】
ほうれん草、キュウリ、トマト、ジャガイモ、豆腐
動物性の方が、必須アミノ酸の含有率が高いとされています。
但し、動物性の食品ばかりでは、栄養バランスが偏ってしまいますので気を付けましょう。
必須アミノ酸は、バランスよく摂取しないと効率よく吸収されません。
1つでも欠けていたり不足したりすると、せっかく高い数値のアミノ酸が含まれているにも関わらず、最小のアミノ酸のレベルを境界線にして、残りを体外に排出してしまいます。
最近では、糖質を極力制限してたんぱく質を多目に食べるダイエットが主流になっていますが、白米のアミノ酸スコアは65もあります。
朝食に白米を食べることで、糖質がエネルギー源として燃えることで、体が温まり冷えを予防することもできます。
また、毎日白米を食べることで体脂肪が減るという研究結果も出ています。
どうしても白米の糖質が気になる場合は、玄米食に変えることをおすすめします。
玄米であれば、不溶性食物繊維が豊富に含まれているので、血糖値の上昇を緩やかにしてくれて脂肪の吸収を抑えることができます。
まとめ
アミノ酸は、皮膚、髪、爪、血管など体を作るために欠かすことのできない栄養です。
特に、ダイエットで胸から痩せてしまうという人は、吸収力の高いアミノ酸を摂取することで胸痩せを防ぐことができます。
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