最近、オイル美容で人気を集めている「ひまし油」というオイルをご存知ですか?
古くはクレオパトラも愛したと言われている万能オイルなのです。
今回は、ひまし油の効能や選び方、美容にも効果があるという魅力についてまとめてみました。
ひまし油はどんなオイル?効能や特徴は?
ひまし油は「カスターオイル」とも呼ばれ、トウゴマの種子から抽出されたオイルです。
はちみつの様に粘性があり、独特なやや強い香りを持っています。
「キリストの御手」の別名があるほど様々な薬効やヒーリング効果があると言われています。
特に特徴成分である「リシノール酸」には、痛みを和らげる鎮痛作用や炎症を鎮める抗炎症作用が認められています。
その他にも抗菌、抗ウィルス、デトックス、排便を促すなど健康面にも大きな効果を発揮します。
そのためインドの伝統医療のアーユルヴェーダのケアにもよく使われてきたオイルです。
そんな万能オイルですが美容への効果はどのようなものがあるでしょうか?
ひまし油には美容効果があるってホント?
ひまし油には、
・新陳代謝を高める
・血行を良くする
・抗菌作用
・傷跡を消す働き(瘢痕形成作用)
・抗炎症作用
などがあります。
そのため、期待できる美容効果として
・アンチエイジング効果
・デトックス効果
・保湿効果
・乾燥肌や肌荒れの改善
・しみやしわの改善
・ニキビ跡や傷跡の改善
・ニキビ予防
・まつ育の効果
などがあげられます。
お肌以外にもネイルやヘアケアにも使えるまさに万能オイルです。
カソーダとひまし油の関係とは?シミがとれるってホント?
ひまし油が知られるようになった理由のひとつが「カソーダ」です。
カソーダは、シミ・イボ・ホクロ・ニキビなどを取るためにアメリカで開発された商品です。
シミなど気になる部分にカソーダを何日間か塗り続けると、まるでカサブタが取れるようにシミなどが取れてしまうそうです。
そして、このカソーダはひまし油と重曹を原料に作られていることから、ひまし油にも注目が集まったのです。
ひまし油も重曹も簡単に手に入ることから自作のカソーダでシミ取りを試している方も多いようです。
もちろん皆さん自己責任のもと行っているのですが「1週間でシミが取れた」なんて口コミも見るので、怖いけど試してみたいとも思っています。
※試される際は自己責任でお願いいたします。
ひまし油の使い方とは?
他の美容オイルと同じようにブースターや保湿オイルとして、スキンケアにも簡単に取り入れられます。
ニキビやシミなど気になる部分にだけスポット使いしても良いと思います。
唇が乾燥しやすい方はリップパックをしてみてください。
ひまし油を唇に塗って上からラップで数分パックするだけです。
続けていると乾燥やガサガサが改善して、血色のいいピンク色の唇に近づけます。
ただ、ひまし油配合のリップクリームや口紅で荒れたことがある方は、唇への使用は控えたほうが良さそうです。
スペシャルケアとして顔にパックするのもオススメです。
洗顔後の顔にひまし油を適量つけて、上からスチームタオルで5~10分ほど温めるだけで、保湿効果やくすみ、ムクミに効果的です。
スチーム後に洗い流す必要はないので、そのままスキンケアをしてOKです。
入浴中に行えば、蒸気もあるし体も温まっているのでより効果的です。
スチームタオルが冷めてしまっても熱めのお湯に浸して絞れば、またすぐ作れるのでスムーズですよ。
ぜひ試してみてください。
ひまし油の上手な選び方とは?
ひまし油は用途によって選び方が少し変わります。
日本では昔から医薬品として「加香ヒマシ油」の名前で薬局で取り扱われています。
主な用途は下剤です。
服用しやすいようにハッカやオレンジ油が加えられているので、スキンケアで使うなら加香されていないひまし油の方がオススメです。
あとコールドプレス製法のものを選びましょう。
溶剤や高温処理された製品もありますが、成分に溶剤が残っていたり熱による成分の変質の可能性があります。
コールドプレス製法は、低温でじっくり時間をかけて抽出していて熱による成分の変質がないので肌にも安心して使えます。
ひまし油はオリーブオイルやアルガンオイルなどに比べると、まだまだ知名度は低いですが美容オイルとしての魅力にあふれたオイルだと思います。
気になった方はぜひスキンケアに取り入れてみてください。
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