化粧品を使って丁寧にケアをしているのに肌荒れが改善しない、こんな経験がありませんか?
便秘でニキビが悪化するなど、肌荒れがひどくなった経験を持つ方もいると思います。
実は腸と肌には密接な関係があります。
肌荒れを改善するには体の中からケアすることが大切です。
そこで腸内環境を整えるだけで美肌になるための秘訣を紹介します。
便秘で肌荒れを起こす理由とは?
そもそもどうして、便秘で肌荒れが悪化するのでしょうか。
便秘とは腸内に老廃物がたまった状態です。
腸内では悪玉菌が増殖をしていて、アンモニア、インドール、スカトール、硫化水素などの有害物質が作り出されています。
これらを便と一緒に排泄したいのですが、便秘のため排泄することができません。
すると、腸壁から吸収されて血液にのって全身を巡り、皮膚から排泄されます。
有害物質が皮膚に刺激を与えて、肌荒れを引き起こすのです。
腸内環境を整えるだけで美肌になるための秘訣とは?
便秘を改善するには腸内環境を整えることが大切です。
そうすることで肌荒れが改善され、美肌に近づくことができます。
腸内環境を整える秘訣をいくつか紹介します。
食物繊維をしっかり摂ろう
便秘解消のためにヨーグルトを食べている方は少なくありません。
確かに、ヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれていて、腸内環境を整える働きが期待できます。
腸内環境が整うことで腸の働きがスムーズになります。
しかし、食物繊維をしっかりと摂らずにヨーグルトばかり食べても便秘解消は期待できません。
食物繊維には、水分を吸って膨張して便のカサを増やし、腸を刺激して大腸の蠕動運動を促す働きがあります。
便のもとになる食物繊維が不足をしていると、出すものがないためヨーグルトを食べてお通じがよくなることは期待できないのです。
食物繊維は野菜・果物・海藻・きのこ・未精製穀物・豆類に多く含まれています。
1日の摂取目標量は、成人女性は18g以上です。しかし、どの年代でも不足傾向です。
外食が続いたりインスタント食品ばかり食べていると食物繊維摂取量が不足してしまいます。
外食では温野菜やサラダをプラスしたり、インスタント食品ではなくできるだけ自炊をするなどして、食物繊維摂取量を増やしてみましょう。
発酵食品を食べよう
発酵食品には腸内環境を整える働きがあります。
便を形成する食物繊維を摂ったら、発酵食品を食べて腸内環境を整えましょう。
ヨーグルト・味噌・ぬか漬け・キムチ・甘酒・納豆などの発酵食品があります。
ヨーグルト・味噌・ぬか漬け・キムチには乳酸菌が含まれています。
甘酒は麹菌、納豆は納豆菌で発酵をさせています。
ぬか漬けやキムチをスーパーで手軽に購入できますが、スーパーで売られているものは食品添加物が多く、乳酸菌がほとんど含まれていません。
そのため、ぬか漬けなどは手作りをするか自然食品店で購入をすることがおすすめです。
口から摂取した乳酸菌は腸内に定住をしないので、毎日摂取をしましょう。
ヨーグルトだったら。1日200g程度が目安量です。
お腹を温めよう
腸が冷えて血流が悪化すると、腸の働きが鈍くなってしまいます。
ヨーグルトを食べても便秘が解消しない場合は、体が冷えて腸の働きが悪くなっている可能性があるので、温かい味噌汁を飲むことがおすすめです。
温かいものがお腹の中に入ることで腸の血流がよくなります。
味噌汁は乳酸菌と同時に食物繊維を摂取することができます。
わかめ、こんぶ、にんじん、ごぼうなど、食物繊維が豊富な食材を具材に加えてみましょう。
普段口にするものにも気をつけてください。
冷蔵庫から出したばかりの飲み物やアイスクリームなど冷たいものは、お腹を冷やしてしまいます。
飲み物は常温や温かいものにすることで、お腹の冷え予防しましょう。
ジンジャーティー、ごぼう茶、たんぽぽ茶などは体を温める働きがあります。
まとめ
便秘は肌の状態を悪化させる原因です。
化粧品でケアをしても改善しない場合は、食事を見直して体の中からもケアをしていきましょう。
食物繊維、発酵食品、温かいものの摂取が体の中から整えるポイントです。
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