暖かい日が増えてきてパンツがスカートに、タイツがストッキングや素足へと服装も軽やかになる季節ですね。
冬の間、隠れていた膝を見てハッと焦った方はいませんか?膝が黒ずんでいませんか?
ショートパンツや水着、自信を持ってオシャレが楽しめるように、薄着になる夏までに膝の黒ずみを解消していきましょう。
膝の黒ずみの正体は何?
ズバリ、黒ずみの正体は「メラニン色素」です。
シミの原因にもなる、あのメラニン色素が黒ずみの正体です。
メラニン色素はメラノサイトという細胞が作り出している物質ですが、肌に紫外線や摩擦・圧迫などの刺激が加わると「肌を守れ!!」とメラノサイトがどんどんメラニン色素を作り出す仕組みになっています。
つまりメラニン色素は肌を守るために作られた物で、通常はターンオーバー(肌の新陳代謝)によって排出されていくので肌に残ることはありません。
ただ、日常的に外からの刺激を受け続けていると、大量に作られたメラニン色素の排出が追いつかなくなり肌に残ってしまいます。
この状態がいわゆる「色素沈着」です。
膝の黒ずみの正体は、メラニン色素が肌に沈着してできたものだったのです。
膝の黒ずみの原因は?こんな習慣ありませんか?
膝の黒ずみは「摩擦・圧迫・乾燥」によるメラニン色素の沈着が主な原因です。
・床に膝をついた姿勢で作業する
・膝立ちをする
・正座をする
・スキニーパンツやタイトなボトムスを好んで履く
・ひざ丈のスカートを履く
・カミソリで足のムダ毛を処理している
・ナイロンタオルで膝を洗っている
・足を組む癖がある
などなど、このような習慣や癖は、膝の皮膚に摩擦や圧迫という刺激を与えることになります。
どれも何気なくやってしまうような事ばかりですよね。
そしてもう1つ気を付けたいのが膝の乾燥です。
膝は皮脂を出す皮脂腺が少ないので、もともと乾燥しやすい部分です。
さらに、衣類の摩擦や膝への圧迫という刺激により角質が分厚くなり、とても乾燥しやすい肌状態になっています。
だから膝ってガサガサしやすいんです。
乾燥した肌はとっても敏感で、ちょっとした刺激にも反応しやすい上、ターンオーバーも乱れているためメラニン色素の排出が上手くできなくなり黒ずみができます。
そこに、日常的な摩擦などの刺激が加わって、黒ずみの悪循環が生まれます。
このように「膝がもともと持つ皮膚の特性+日常的に加わる刺激」が膝の黒ずみを作る主な原因です。
夏までに黒ずみを解消する3つのポイントとは?
黒ずみ解消のポイントは3つです。
①膝への刺激となる習慣や癖を減らす
②分厚くなった余分な角質を落とす
③保湿する
3つの中でも最重要ポイントは、肌への刺激を減らすことです。
肌への刺激が減らない限りメラニン色素も作られます。
まずはこれが、最大の解消法であり予防策にもなります!
分厚くなった角質は乾燥やくすみの原因にもなるので、スクラブ剤やピーリング剤などで余分な角質を除去していきましょう。
簡単な方法としては、モコモコに泡立てたボディソープに、一つまみの塩を混ぜ、その泡で膝を優しく擦ります。
塩は何でもOKですが肌への負担を少なくするために、できれば粒子の細かい塩を使いましょう。
溜まった角質を1回で取ろうと欲を出してはダメですよ!
角質を取り過ぎたりゴシゴシ摩擦は、かえって逆効果になるので週1回を目安にケアをして、スクラブ後は乾燥しやすくなるので必ず保湿をしてくださいね。
そして膝のスキンケアで保湿と保護をしていきましょう。
プチプラ商品でOKなので化粧水もつけるといいですよ。
膝に水分を浸透させるというよりは、化粧水の水分で角質を柔らかくして次に塗るクリームの馴染みをよくさせたいからです。
膝に化粧水はもったいない!と思う方は入浴後、膝の肌が乾く前にクリームを付けましょう。
膝は皮脂が少ないので、油分が多めのクリームがおススメです。
まとめ
膝の黒ずみが出来る原因と解消方法をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
習慣や癖を見直して、角質ケアと保湿を続けていくことが、膝の黒ずみ解消への近道です。
膝は人からも見られやすい部分なので、露出が増える夏までにしっかりケアして黒ずみのない膝でオシャレを楽しみましょう!
コメント