水道水ってそのまま飲む人が少ないですよね。
普段飲んでいる水は、ミネラルウオーターや浄水器を取り付けて利用している方もいると思います。
飲む水には気を使っていても、肌に触れる水に気を使っている方は少ないかと思います。
肌荒れがなかなか治らない方は、水道水に含まれる塩素が乾燥肌の原因になっているかも知れません。
水道水のお肌への影響や肌荒れを起こす塩素を除去する方法などまとめてみました。
水道水の塩素が肌荒れを引き起こす?肌や髪への影響は?
水道水は殺菌をするために塩素が加えられていて、蛇口からでる水には塩素が含まれています。
水道水に残っている塩素のことを残留塩素といいますが、この濃度は0.1㎎/L以上と定められています。
塩素には殺菌作用がありますが、肌荒れなどを起こしてしまうことがあります。
私たちの肌には菌が棲みついていますが、その菌の中には肌を保護する美肌菌もいます。
皮脂膜を作って肌を保護したり、有害な菌から守ってくれています。
しかし塩素を含む水で洗顔をすれば、美肌菌が死滅する可能性があります。
そして、肌にはバリア機能があり、外部刺激から守ったり肌内部の水分が蒸発することを防いでいます。
塩素は肌のバリア機能を壊す可能性があり、外部刺激に敏感になって、ヒリヒリを感じたり、シミができやすくなるなどの影響が表れます。
また、肌内部の水分が蒸発しやすくなるので乾燥肌も進行をします。
肌の乾燥が進むと古い角質が蓄積をして、ニキビやくすみなどの肌トラブルの原因になります。
髪はキューティクルで保護されていますが、塩素を含む水で髪を洗うとキューティクルがはがれて髪が傷むともいわれています。
水道水の塩素を除去する方法とは?
洗顔のために毎日ミネラルウオーターを購入するのはコストがかかりますよね。
洗顔に使う水は、浄水器を使うことをおすすめします。
浄水器には、蛇口取り付けタイプ、据え置き型、逆浸透膜、ポット型などさまざまなものがあるので、費用や利用のしやすさ、メンテナンス方法などを考えて選びましょう。
浄水器のタイプによっては蛇口に取り付けられないことがあるので注意してください。
シャワーの場合は、シャワーヘッドを交換するタイプをおすすめします。
塩素を除去するタイプのシャワーヘッドが販売されています。
購入の際は自宅で使用しているシャワーに取り付けられるのか確認をしてください。
湯船のお湯は入浴剤を入れることで塩素を除去できます。
「塩素除去」と製品に記載されていることがあります。
ビタミンCを入れることでも塩素を除去できます。
ビタミンCまたはアスコルビン酸という名前で薬局で販売されています。
比較的に安く手に入れることができます。
浄水器を選ぶ際の注意点とは?
浄水器を活用することで塩素を除去できますが、除去能力は製品によって違います。
安いものは塩素除去能力が低い可能性があるので、どのような製品なのかをよく確認をしてください。
塩素除去能力だけでなく、自宅に取り付けられるかもしっかりと確認をしましょう。
また、どんなに性能がよくても定期的にフィルターを交換しないと塩素除去能力が低下をします。
フィルター交換目安期間は製品によって違うので確認をしてください。
交換目安の時期になっていなくても、使用が多いと能力が低下することがあります。
使用量が多い場合はこまめにフィルター交換をするとよいでしょう。
まとめ
普段何気なく使用している水ですが、その水には塩素が含まれていて、肌にダメージを与えている可能性があります。
洗顔、洗髪、手洗いなど、日常的に水に触れる機会が多いので、普段使用する水にこだわってみませんか。
自宅のすべての蛇口に浄水器を取り付けるのは大変かもしれないので、まずはよく使う蛇口に取り付けてみてはどうでしょうか?
コメント